ソロり、散歩たび。

あまり歩けない私ののんびり一人旅。(膝痛)

海外旅行の思い出(1/4) イタリア周遊ツアー

数少ない海外旅行の思い出を少し。
私が過去に海外旅行へ行ったのは4回です。

既に四半世紀前の思い出となりますが、覚えていることを少しずつ書いていきます。
今日はその1回目『イタリア周遊ツアー」の思い出です。

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初めての海外旅行はイタリアで、周遊ツアーに友人と一緒に参加しました。
ガイドさん1人と、旅行者20名ほどが参加していたと記憶しています。

巡ったのは、ローマ、アッシジフィレンツェヴェネチアヴェローナ、ミラノ。
最終日の午後(ミラノ)以外はフリーの時間はほぼ無く(あっても1時間程度)、各都市で観光したのは、

見るもの全てが新鮮ではありましたが、イタリアに行ったというよりは、イタリアにあるものを観に行った感じでした。観光ツアーなので当たり前かもしれませんが、
❝旅感❞がなかったというか。

また、私自身がツアーも海外旅行も初めてだったせいか、とにかく慌ただしかったという印象が残っています。途中、ホテルのロビーに朝5時集合なんてこともありましたし(朝ごはんは、菓子パンとリンゴ、お水が入った袋を渡される)、渋滞にハマり次の街での見学時間が短くなっても決まったお土産物屋さんに立ち寄らなければならないことも。

フィンツェでは、ウフィツィ美術館へ行ったのですが、観たことを確実に覚えているのは「ヴィーナスの誕生」だけです。「プリマヴェーラ」や「受胎告知」も観たはずですが、急いでいたので記憶にありません。

ただ、そんな中でもハッと息をのんだのが、ヴェネチアサンマルコ広場にある大鐘楼に上って見た景色でしょうか。レンガ色の屋根が連なり、その先に淡いモスグリーン色の海と運河が広がっていて、今まで見たこがとない別世界でした。

それからミラノ!
友人共々妙にツボにはまり、このツアー以降3年連続ミラノへ行くことになりました。何故、こんなにもミラノにはまったのか友人と考えてみたのですが、我々は東京のどちらかといえば理路整然とした郊外で育ち、小さな路地がいくつもあり、風情のあるローマより、広々していて道もわかりやすいミラノの方が落ち着くのではないか、という結論に達しましたw

 

※今も家にあるローマで買ったピノキオのレターセット。

 

※封筒の内側に絵が描いてあるのがステキ!

 

あと、これは旅行の思い出とも少し違いますが、ミラノでテレビを付けたら「うる星やつら」が放送されていたことも覚えています。もちろんイタリア語吹き替え版です。

というわけで?イタリアはとても良いところでしたが、友人と二人、我々はツアー向きではないことを認識する旅となりました。帰る頃には当然ヘトヘトだったのですが、極めつけはこの後。

これはツアーが原因ではありませんが、帰りの飛行機であと3時間ほどで到着という頃に「成田付近は台風なので、名古屋か千歳空港に到着します。」と機長からアナウンスがあったのです。私と友人は「またまた~。そんなこと言ってなんだかんだで大丈夫なパターンでしょ?」とのんきに構えていましたし、前の座席の方は北海道の方だったようで「札幌ラッキー!」みたいな話が聞こえてきました。

で、結局、本当に千歳空港に到着。
機内に閉じ込められたまま7時間以上過ごし、成田に着いたのは終電も無くなった深夜でした。「札幌ラッキー!」のお二人も、「では私達はここで降りますんで」なんてことは許されるはずもなく、他の参加者と一緒にトランクの上に座って成田で一夜を過ごしたのでした…。

このツアーで、結局のところ一番はっきりと覚えているは、帰りの機内で3回観た「Shall we ダンス?」(映画)のストーリーかもしれませんw

 

※『海外旅行の思い出(2/4) オーストリア各都市とミラノ』へ続く。