ソロり、散歩たび。

あまり歩けない私ののんびり一人旅。(膝痛)

海外旅行の思い出(2/4) オーストリア各都市とミラノ

※『海外旅行の思い出(1/4) イタリア周遊ツアー』の続きです。

2回目の海外旅行は1997年、オーストリアとイタリアへ友人との二人旅行でした。
巡った都市は、以下の通りです。

 オーストリア:ウィーン、ザルツブルグインスブルック
 イタリア:ミラノ

 

【ウィーンの思い出】
 巡った場所:シェーンブルン宮殿、シュテファン大聖堂、ベルヴェデーレ宮殿など

2回目海外でフリーの旅行ということで不安もあったのですが、ホテルに着いた後はすぐに荷物を置いてウィーンの街へ出かけ、カフェに入りました。

 

 

ちなみに、旅行先としてオーストリアを選んだ理由ですが、子供の頃に読んでいた少女漫画にオーストリアが舞台となっていた作品があり、その漫画に出てきたザッハトルテを食べてみたかったからです。発祥の地とされる(所説あり?)ホテルザッハで食べることができ、念願叶ったのですが、味はとにかく甘かったですw

観光したシェーンブルン宮殿、シュテファン大聖堂、ベルヴェデーレ宮殿はどこも素晴らしかったですが、中でもベルヴェデーレ宮殿で見たクリムトの「接吻」の美しさに圧倒されました。寸法も180 cm × 180 cmととても大きな作品であったことにも驚きでした。

 

※自分用の料理レシピを書いたノートに旅行中に買った絵葉書を貼ってます。

他に覚えていることと言えば、ホテルでTVを付けると「セーラームーン」が放送されていたことでしょうか。言葉はもちろんドイツ語で「Oh! タキシードマスク。ダンケシェーン」という言葉のみ聞き取ることができましたw 街中でもセーラームーンのTシャツを着た少年を見かけたので、流行っていたのかもしれません。

 

ザルツブルグの思い出】
 巡った場所:ホーエンザルツブルク城モーツァルトの生家、ゲトライデ通り、ミラベル宮殿
       ザルツカンマーグート

ウィーンから列車に乗り、ザルツブルグへ向かいました。
こちらでもホテルに荷物を置いた後は、カフェに入り、ホーエンザルツブルク城モーツァルトの生家、ゲトライデ通り、ミラベル宮殿などを見学しました。

 

ホーエンザルツブルク城は中世の世界にタイムスリップしたみたい!

 

※鉄細工の看板が美しいゲトライデ通り

翌日はザルツブルグから、映画/サウンドオブミュージックの舞台であるザルツカンマーグートへ足を延ばしたのですが、途中、バスを乗り継ぐ必要がありました。
上手く乗り継げるのか心配だったこともあり、片言の英語でバスの運転手さんにどこで降りたらよいのか尋ねたのですが、通じず…。ただ、そのやり取りを聞いていた方がフォローしてくださり、ここで降りてと言われた場所が、360度、見渡す限り野原! バス停と道以外、何も無いし、誰もいない。本当にここにバスが来るのかとても不安でした。

 

 

旅行に行く前、友人も私も各々の同僚から「お友達は英語話せるんでしょ?」と心配されていましたが(どちらも話せませんw)、この時ほど英語を勉強してこなかったことを後悔したことはありません。ただ、その後割とすぐにバスが着て事なきを得ました。あの時フォローしてくださった方に感謝です。

肝心のザルツカンマーグートは、小雨振る中でしたが山と湖に囲まれた美しい場所でした。お魚の料理も美味しかったです!

 

 

 

インスブルックの思い出】
 巡った場所:黄金の小屋根、聖ヤコブ教会、凱旋門、ノルトケッテ連峰

駅に降り立った時、ウィーンのように都会でもなく、ザルツブルグのような観光地感もなく、普通の街なのかな?という印象を受けました。だからこそオーストリアの日常に降られるのではないかと返って?ワクワクした覚えがあります。ただ実際にはインスブルックも中世の面影残る歴史ある街でした。

 

※黄金の小屋根。実物は写真よりは金ピカです。

 

また、山も近く、市街から程近い場所にケーブルカー乗り場があって、山頂で氷河を観たり、中腹で簡単な食事をしたり、

 

※どこの国でも同じ味かもしれないメニューもとても美味しく感じますw

 

街で飲めないくせにワインを買ってみたり、本当にのんびり過ごすことができたというか、旅行から帰って友人と思い出話をすると「インスブルックにもう一回行きたいよね」と話をするほどリラックスできる場所でした。

 

※ワインの瓶は、今も花瓶として利用しています。

 

【ミラノの思い出】
 巡った場所:ドゥオーモ周辺散策、サンタ マリア デッレ グラツィエ教会、ブレラ絵画館、
       スフォルツェスコ城、コモ湖

インスブルックから列車でミラノに入りました。
5時間近く掛かったと記憶していますが、景色を見ながらだったので長かったという感じはありませんでした。カナダから旅行に来ているというご夫婦(?)が、日本酒が美味しと話しかけてくれたのですが、ここでも私たちの英語力ではあまり話が弾まず残念でした。

ミラノでは一通り、観光や買い物をしたり、雑誌に掲載されていたお菓子のお店を探して道に迷ったり…。何をするわけでもないのに、あっという間に時間が過ぎてしまったことを覚えています。最後の晩餐を観たのもこの年だったかな。

 

 

あと忘れてはならないのがスフォルツェスコ城で見たミケランジェロの遺作/ロンダニーニのピエタです。

 


自分が息を飲む音が聞こえるほど、衝撃を受けました。未完成の作品で完成品とは違った生々しさがあり、ロンダニーニのピエタの周りだけが時間が止まっているように感じたのです。薄暗いスフォルツェスコ城にあって、ロンダニーニのピエタだけが明るい場所にあり、光に照らされて舞う埃さえ尊く見えました。

 

【まとめ】
オーストリアもミラノも本当に素敵な場所でした。
食べ物も日本人の口に合う気がします。
当時はスマホもなく、インターネットも今の様には普及していなかったので、雑誌に掲載されている海外特集などはとても貴重でした。時代を感じます。

 

※『海外旅行の思い出(3/4) ベルギー各都市とミラノ』へ続く。